ネガ×ポジどっち日記

オーストラリアでへこんでは引きこもり、また這い上がる、そんな毎日。

特別感がいいじゃない/オーストラリアのスーパーマーケットで見つけたプレゼント

12月がやってきたんですね。

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うかれシーズンだわ。

なんだかんだ言っても、クリスマスというイベントには参加しているアタシ。この時期、日本にいる家族と親戚の子たちにプレゼントを発送するのです。

オーストラリアから日本へのお土産だとかプレゼントを選ぶ時、オーストラリアでしか手に入らないよ、っていう物を渡したいアタシ。

これがけっこう難しい。

そりゃあ、お土産やさんでカンガルーとか、コアラのぬいぐるみだとか、I LOVE AUSTRALIAってプリントされたマグカップだとか、まあ、ありますけど。そんなの、最初だけで、もういらないじゃない。東京に住む親戚から毎回、東京タワーのキーホルダー送られてくるようなもので。

子供におもちゃを選ぼうとしても、「日本はトイザらス進出してるし。なんでも買えるだろ、日本で。」と思ってしまいます。

そう、日本ってなんでもあるのよね。出掛けなくたって、楽天もあるし、Amazonもあるし。便利すぎるわ。

そんなことを言ってたら何を買っていいかわかんない。

 

ポイントはそこじゃない。

と、人に諭されました。

「日本で手に入るかどうかは問題じゃない。君がプレゼントすることで、彼らは自分で購入する必要がないでしょう?」と。

なんか、ものすごく直訳感が出ていますね。

まあ、わかるんだけどね。なんかね、海外からプレゼントが届いたら、近所のイオンで特売してたものだった、とかだとショック受けるじゃないかと思って。

特別感を出したいのよ、特別感。

 

そう思っていたところ、いい物発見。

この間の日曜日に、おもちゃなどをプレゼントとして買った後に立ち寄ったスーパーマーケット。この時期はクリスマスのお菓子やら食材やらで大賑わい。

子供たちに海外っぽい奇抜なお菓子などあげようか、と見て回っていたのですが、思わず目に留まった物。

それがリンツの缶入りチョコレート。

これです↓

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とってもメリークリスマス。

 

どう考えてもクリスマス限定バージョンでしょう。かわいい。

日本で、売ってる?売ってないよね?いろいろググッてみたけどなさそう。

とりあえずオーストラリアリンツのFacebookによると、Woolworthというスーパーマーケットでの限定販売、とのこと。よっしゃ、特別感(缶)ゲットだ。

中身は以下の5種類のリンドールが合わせて36個。表記には455gとあります。

・ダーク

ミルク

ストラッチアテラ

ヘーゼルナッツ

ミルクオレンジ

ストラッチアテラは季節限定商品のみたいね。

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種類で分けてみた。

 

そして、肝心のお値段なのですが、これがびっくり。

15オーストラリアドル、特売です。30ドルから半額になっていました。36個入りなので、ひとつあたり約40セント。缶代も考えるとものすごくお得。

リンツって日本では高くてあまり食べた記憶がないわ。

でもこちらのスーパーでは、キャドバリーとリンツがチョコレート売り場を占拠していて、安売りもしょっちゅうしてるので、食べまくり。

 

リンツだけじゃなかった。

Woolworthにはさらに特別な物がありました。

これです↓

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そう、オーストラリア土産の代表格、ティムタムの限定バージョンです。右の緑色のロゴマークでわかるように、これまたWoolworth限定品。

タフィーアップルフレーバー、だって。味が想像できないけれど、見た目がちょっとグロテスクなんだけども、特別感には抗えないわ。送ってやろう。味見はしない、許してくれたまえ。

 

こうして、企業戦略にまんまとはまったアタシ。

限定、ってつけるだけでなんでも売れるんじゃないかしらね、って思う。それでなくてもこの季節、みんなお財布の紐がゆるいし。

リンツの缶は正直、中身ほとんど普段のリンドールと変らないんだけど、クリスマスプレゼントとして助かりました。美味しいしね。

キャドバリーもクリスマスバージョンの缶入りチョコをいろいろ出しているのですが、アタシには甘すぎてね。

いや、自分が食べるのじゃないんですけど、やっぱり美味しいと思っている方を贈りたいのでね。

あら?リンツ缶は普通のリンドール買うより安いじゃないの。

やっぱ、自分でも食べるか。

日本食に癒されたいじゃない/オーストラリアでは主に自炊がいい、そのわけは

鬱々なアタシが癒されるかも、と思うモノ。

それはジャズとチャイティーと日本食。

ジャズって特に興味もなかったし、今でも好きだとかいうわけではないんだけども、聴くとアタマがふわあって開放されて、緊張が和らぐ感じがします。時には涙まで出てくる始末。なんか、音楽のマジックがあるんでしょうね。

チャイティーはオーガニックのチャイティーバッグを買って、さらにジンジャーだのなんだのを足していただいています。アタシはコーヒー好きなんですが、飲み過ぎて心臓バクバクして、目の奥が広がるような感覚に襲われていたので(カフェインの過剰摂取?)、数ヶ月前から、家ではなるたけチャイを飲むようになりました。これがコーヒーとは真反対の効果で、ほっこりと気分が落ち着くのです。ハーブとかスパイスの力ってすごいんだな。

そして日本食。慣れ親しんだ味だから食べると落ち着く、っていうより、大豆に含まれるイソフラボン効果みたいね。イソフラボンで精神安定が得られるんだって、最近知りました。だから、鬱々しがちなアタシは自然と欲するってわけ。醤油、味噌、豆腐、納豆などなど、日本食なら必ず大豆を摂ることになりますから。

 

そう、アタシは基本的に和食派。

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メルボルンには、日本食食材店もレストランもわんさかあるので、不自由しません。

納豆を食べてる、って言うと、日本の友人らは一様に驚きます。私もオーストラリアで見つけた時はびっくりしたわ。しかも冷凍庫に入って売られてるので。

他にも、梅干しやきゅうりの漬物とかも意外だったかな。

海を渡って来ている分、少し割高ですけど、自炊するわけですから、外食するよりは節約できます。

 

それに、実は外食はそんなに楽しみではなくて。

というのも、レストランは、「え、これで商売してるの?」って思うようなクオリティが多すぎるのが難。「まあまあ不味い」店舗数が「まあまあ美味しい」を上回ってるんじゃないかと。アタシが外しているだけだったらごめんなさい。

うーん、でも日本だったら即潰れるだろうってお店がいくつも、何年も商売をしていたりするの。ここの人たちの舌はどうなってるんでしょうか。

たとえば最近、おしゃれなジャパニーズレストランバー、「見た目」重視なお店をよく見かけるんだけど、流行ってるのね。ライトはおしゃれだけれど、店内は暗くてメニュー見るのも一苦労、大音量のミュージックで会話もできない。メニューは料理よりもお酒の種類の方が多い。その料理はというと、やたら大きな器とデコレーションでどう、すごいでしょ、ってアピールするだけで味はいまいち。カウンター前に酔っ払った若者たちがひしめきあい、休むことなくアルコールを飲み続けている。

ビジネスとしては正解、そういうお店作りの方が。こちらの人々は、社会人でもまるで新歓コンパの大学生か、という勢いでじゃんじゃん飲みまくりますから。

アタシとしては、ちょっと疑問。本当に美味しいものを食べたいと思わないのかしらって。それより、味がわかんないくらいに飲む方が娯楽だという風潮なのかな、って。

 

それでも、「ものすごく美味しい日本食レストラン」は、もちろんあります。

アタシは別にお店の回し者でもなんでもありません。が、ほんっっっとうに美味しいのを知ってもらいたい。たまたまなんかの表紙にアタシのブログを開いた人が、たまたまメルボルンを訪れる機会があるなら、ぜひ行ってほしいわ、bistro GOEMONに。

ここのお料理、見た目も味ももうてっぺん飛び越えてますよ。ああ、アタシ何言ってんだかわかんない。

豚の角煮なんかもう、極上です。極上の癒しを得られること間違いなしです。アタシ普段ほとんど肉嫌いな人なんですけど、これはきっとどんな人でも、食べるのやめられませんって。

ここですよ、ココ↓

 

bistro GOEMON (ビストロ・ゴエモン)

住所 281 Glen Huntly Road, Elsternwick, VIC 3185

電話 現地 03 9523 9900 国際 +61 3 9523 9900

 

シティから電車で15分の駅、Elsternwick (エルスタンウィック)のすぐそばにあります。大きなお店ではないので、特に週末は予約した方がいいと思います。

ここの駅前にはローカルの映画館があるので、お食事後に映画鑑賞もいいと思います。アタシはよくそうしてます。が、はっきり言って。映画はついでです。レストラン目当てです。どんなにいい映画でも、ここの味にゃあ勝てませんって。

アタシとしては毎日でもこのお店へ行きたいのですが、そんな余裕はありません。なのでおうちで納豆ごはんとお味噌汁でイソフラボンに癒されつつ、ストレスフリーな節約をし、次の訪問に思いをはせるのです。

ああ、この世に、メルボルンに和食があってよかった。

DIYでいいんじゃないの/ダイソーグッズで靴箱作り

長い冬からやっと抜け出したようで、暖かい日が続いています。

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サンシャインサンシャインやっほー。

 

ビザに関するごたごたがまだ片付かないため、元気いっぱいとはいきませんが、気候のおかげで少しはストレスが和らぎます。

冬の間はほとんど人と会うことがなかったアタシ。

というより、会う気にならなかったのね。自分がうまくいっていない時に人と会うのは辛い。それが友人だったりすると、余計に、なんて言うか、取り繕った笑顔で会いたくない。自分もしんどいけど、相手にも悪いと思うので。

おたがいに愚痴をこぼせるほどの親友なら大丈夫ですが、残念ながらここにはいないので。

 

そんなアタシですが、先週末に友人をウチに招待しました。

久々に人が訪ねて来るということになると、気候の力も手伝ってか、一週間前からアタシのポジティブスイッチが入ったようでした。

もともと物が少なく、掃除もこまめにしているので、片付けなくちゃなどという心配はありませんでした。むしろ殺風景なのが気になりました。

ただ、靴箱とかシューラックがなかったため、靴がむき出しでずらっと並ぶ玄関がごちゃごちゃして見えたのです。その靴をなんとかキレイにまとめたい、と思ったアタシ。

日本の玄関にあるちゃんとした靴箱って、ここで見たことない 。パイプ製やすのこのシューラックはよく見かけるけど、あれはアタシ、靴が丸見えであまり好きではないわ。

そんなことを考えていると、リサイクルごみに出しそびれていたダンボール箱が目に付いて。

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テレビ台が運ばれてきた時のダンボール箱。

 

その瞬間、アタシに降り注がれる見えない力。

「よし、これで靴箱作っちゃえ。」

 

というわけでDIYはじまる。

並々ならぬヤル気と集中力が湧いてきて、翌日には三時間ほどで靴箱を完成させたアタシでしたよ。

そりゃきちんとしたモノができたわけではなく、扉もないけど、まあ、丸見えではない。ああ、すっきりしたわ。

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試行錯誤で補強を重ねて…

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包装紙をぺたぺた…

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ダイソーさまのすのこを使用。

 

メルボルンにはダイソーがあるので、それをしっかり活用させていただきました。これほど真剣に100均を歩き回ったのは初めて。ネット上で100均DIYをググって、便利な商品を検索。オーストラリアだからなー、日本と同じものはないかもなー、と思いましたが、ほぼ、ありましたね。ばんざい。

ちなみに、こちらのダイソーは$2.80が基本。もはや100均ではありません。

 

人に会う、人と関わりを持つことで、頭がフル回転。

友人の訪問がなければアタシの頭も身体も動かなかったわ。人付き合いって苦手だけれどやっぱり大切。

ハーブの鉢植えも買って飾ったし、久々におしゃれに気を使ったし。自分の存在を自分で強く感じることができました。

人がアタシの名前を呼ぶことで、アタシが存在する、世界とつながっていることを認識できる。大袈裟なこと言えば、他人がいないならば、アタシに名前はいらないわけで。

冬の終わりとともに100均DIYという新たな楽しみもできて、少しポジティブ。

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